
せっかく会社を辞められたのですから、おカネがないなりに楽しく過ごしたいものです。
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緊縮財政下で奥さんのお誕生祝い ようやく10月年金支給日 OD調査が来た
最近の節約昼食 耐久消費財買換え、いま考えると良かった
節約したって仕方がない…と思ったりする 韓国製バドワイザーはどうも…
やっと月末、年金支給日まであと半月
地方税と国保保険料の請求が来て、10月年金前に口座残高がマイナスになる心配が出てきた。資金繰りは昨年までExcelで、いまはGoogle スプレッドシートで計算している。来年初めにも足りなくなるが、とりあえず10月の心配である。
まずできることからしなければ始まらない。10月までカード決済で通販はできない。仕方がないので単価の高いワイン、日本酒の購入はおあずけである。奥さんにも、「しばらく安いワインしか飲めないよ」と協力をあおぎ、不要不急の支出は先送りである。
マラソン大会の参加費が1大会5千円ほどかかるし、現地までの交通費など雑費もかかる。ただし、10月年金前までに必要なのは今年末までの参加費なので、これは何とかなりそう。年明け大会の参加費は10月過ぎてから心配することになる。
現役時代であれば一大会5千円前後の参加費や4~5千円の雑費で考えることはなかったし、いまの倍出られたと思われる。ただ、過ぎたことは変えられない。いまからできることを考えるしかない。
お小遣いも月2万円のところ、7~9月は1万円。お小遣いから昼食代とビール・ノンアルを出しているのでかなりきつい。半月で5千円ということになると、おつまみも買えないし肉も買えない。
ただ、ここで節約したことにより、約8万円ショートだった資金繰りが約6万円に縮小した。これ以上の請求が来なければ、他の口座から融通できる。TANTOの6ヶ月点検はすでに支払い済で、オイルやフィルターはサービスである。さすがに、購入後半年で交換部品はないだろう。
これだけ現金がないと、半年先とか3ヶ月先の心配より切実なのは、1万円の小遣いで次の15日まで持つかである。
わが家の場合、年金が出るのは2ヶ月に1度だが、現役時代と同様に1ヶ月毎に家計費を下ろすことにしている。15日前になると足りなくなるが、これを2ヶ月スパンでやったらひと月まるまる金欠になるので、あえて1ヶ月でやり繰りしている。
今月はお菓子やアイスを買う余裕がないので、月始めに600g700円で十勝産小豆を買って煮た。すぐ食べる分の他に冷凍パック4つできたので、1ヶ月のおやつをこれで済ます予定である。まだ3パック冷凍があるので楽勝だろう。
アイス1個150円を出せないので、いちばん安い120円のヨーグルトを買い、水抜きしてマーマレードを混ぜ凍らせている。暑くて仕方ない時に1個だけ食べる。120円で10日ほど。3日に1回アイスを買うよりかなり節約になる。
[Jul 31, 2025]
泣き面に蜂・プリンタご臨終
10月年金支給日前に残高が足りなくなる見込みで、通販で買い物ができないと言っているそばから難題が降って湧いた。プリンタが動かなくなってしまったのである。
正直なところ、おカネがないのを悩んでいると、追い打ちをかけるようにおカネがかかることが出てくる。今回も、何か壊れそうな予感がした。これは、第六感が優れているというより経験則である。貧すれば鈍する。泣き面に蜂。
発端は紙詰まりであった。これはよくあることで、前後の差込口を開けて詰まっているA4用紙を取り除き、電源を入れ直すだけなのだが、スイッチが入った途端変なメッセージが出た。「黒のインクが入っていません」カートリッジは替えたばかりで、見た目ちゃんと入っているのが確認できる。
WEBで対処方法を調べたところ、カートリッジを外して入れ直すと復旧する場合があるというのだが、事態は変わらない。かちっと音がするので正しくセットされているし、電源を切って再起動しても同じである。その場合は、「コールセンターまでご連絡ください」。
ああ、これはダメだ。このプリンタを買ったのは2013年だから12年前。すでに取説のバックナンバーさえHPに載っていないのである。
保証期間はとっくに切れているし、補修部品もないだろう。修理できたところで、かかる費用は新品を買うより高い。そもそもプリンタは、インクカートリッジで商売しているのだ。
助かったのは、そろそろ寿命が来ると思って、インクカートリッジの予備を買っていなかったことである。4色買うと4,000円以上するので、かなり手痛い出費となる。前の買換えの時予備をムダにしたので、それに懲りてなくなるまで我慢していたのである。
それにしても、インクを認識しないのは純正でない互換インクを使っている場合に起こりやすいそうだ。私は12年間、純正品以外使ったことがない。それでも故障するのだから、純正でもそうでなくても壊れる時は壊れるということである。
非純正で壊れた場合修理不可能なことがあるというが、純正だって10年以上使って壊れたら修理不可能である。7年過ぎたら、純正でもそうでなくても関係ないかもしれない。1回のインク交換で3,000円ほど違うから、3年以内にプリンタが買える計算になる。
さて、いま使っているプリンタ複合機は、プリンタとスキャナだけでなくファックス機能も付いている。いまやファックスを使う人などほとんどいないが、12年前はまだまだ普通だった。通販はファックスで注文できたのである。いまやWEBで済む話なので、ファックスなどいらない。
とはいえ、いま現在は電話機の本体なので、処分すると電話が使えない。だからプリンタとスキャナの複合機を買換えるとともに、別に電話機も買う必要がある。この財政難に、たいへん困ったことになった。
プリンタやスキャナがないと困るし、固定電話も今すぐなくすことはできない。とりあえず必要な固定電話を手配した。amazonで5,880円。もちろん留守電も付いているし、迷惑電話防止機能もある。ナンバーディスプレイはNTTに支払い済で、昔と比べて嘘みたいに安くなった。
プリンタとスキャナは電話機が届いた後にする。なしでやっていくのは無理としても、何かいい知恵が浮かぶかもしれない。当面の対策としてリボで払うことになるだろうが、利息がもれなくついてくる。悲しいことである。
[Aug 4, 2025]

とりあえず電話機は届いたが、いい知恵は浮かばない。amazonやケーズオンラインを見ると、いちばん安いプリンタは1万円前後で購入できる。電話機と合わせて約2万円。リボの返済が3ヶ月伸びることになるが、これくらいなら許容範囲だろう。
前回のレシートを見るとamazonから買っている。ケーズの引取りサービスは難しいかもしれない。市のHPを見ると、プリンタは燃えないゴミの袋に入れば燃えないゴミ、入らなければ粗大ゴミで回収してくれるらしい。ありがたいことである。
とはいえ、約10年後の買換え時に、引続き無料で回収してくれるとは限らない。だったらケーズで買った方がのちのち安心である。amazonの金額と変わらなかったら、ケーズでいいだろう。
もうすぐ70という自分の歳を考えると、次の買換えの心配より寿命の心配かと思うけれど、思いがけず長生きしてその時難儀するより、できる準備はしておいた方が得策であろう。精神衛生上もその方がいい。
ケーズデンキに行くと、案の定amazonと同じ価格で売っていた。メーカーの販売員の人が、さらに1000円引いてくれた。インクカートリッジはとりあえず純正。買ったばかりで余計な心配をするより、これまでと同じ金額なら払ってしまった方がいい。
これまではブラザーだったが、今回はエプソン。普及機種の品揃えがいいのと、インクカートリッジがホームセンターでも売っている。サイズも若干小さい。
40,000円もする機種が展示してあったが、在宅ワークする訳ではないし取引先に見せる訳でもない。プリンタとスキャナがあってWifiで印刷できればそれで十分。
さっそく持ち帰って設定。CDが添付されていたのでプリンタドライバがいるのかと思っていたら、エプソンのHPにつなぐと自動でやってくれる。昔からいちいちCDを使うのは時代遅れと思っていたが、ようやくである。
Wifiの設定まで自動でやってくれるのは驚いた。パスワードを入れる必要がないのは便利だが、他人が家の前からスマホで操作できたりしないのだろうか。
パソコン黎明期にはプリンタは5万円、タイプライターのように白黒のインクリボンで印刷していた。文字の他にはアスキーアートしかできなかったけれど、住所録を作って暑中見舞いなど印刷していた。今は昔である。カラーで写真も印刷できるようになって、もう四半世紀である。
古い複合機は市の粗大ゴミで出した。特に問題なく「名前を書いた紙を貼って玄関前に出しておいてください」で手続きは完了した。リボの残高は増えたけれど、ストレスが減ったのでよしとしよう。
[Aug 8, 2025]
突然のプリンタ複合機故障で、プリンタと電話機を買わなければならなくなった。泣き面に蜂というけれども、まさしくその通りである。

先日プリンタ複合機が急死し(YouTubeでは急タヒと書くらしい)、電話機と複合機を買い換えなければならなくなった。現金の用意がないので、資金繰りはリボ払いである。
性格が弱いので、リボを増やすとなると抑えが利かない。続けざまに、半年以上そのままにしていたCATV関連の機器を手当てすることにした。
千葉ニューのCATVらーばんねっとが営業終了となり、ジェイコムに機器入替えとなったのは1月のことである。以来、らーばんの受信機でできた録画やDVDの再生ができなくなり、地デジとBSを見るだけになってしまった。
もともとTVは決まった時間しか見ない上、最近は見る気の起きない番組ばかりである。録画機能がなくてもあまり気にならなかった。ただ、DVDが見られなくなったのは不便である。奥さんに訊くと「画面が飛んじゃうのばかりだからいいよ」というのだけれど、本棚2段くらい昔のDVDがある。
見るのはDELLのパソコンで大丈夫だけれど、リビングの大画面で見られる方がいい。それに、せっかくあるDVDが見られないのももったいない。大本営はこうやって、ずるずる戦争を続けた訳だが。
ジェイコムでレンタルもしているが、録画機能だけで1ヶ月1,000円プラス消費税である。どう考えたって買った方が安い。amazonで調べると、録画用HDDが3,884円、DVDプレーヤーが4,223円、合わせて8千円である。昔とは比べ物にならない値段だし、半年レンタルで元が取れる。
考えてみればDVDができてから四半世紀以上、そもそもファミコンで再生できた訳だからそんなに難しい機械ではない。この値段だと中国製だが、いまでは純国産の製品などない。壊れたり動かなくなったら買換えがデフォルトで、だからこその値段なのだ。
ハードディスクは500GB、DVD100枚以上の容量がある。そしてメモリは日進月歩なので、HDDでご大層な機械を置くのはすでに時代遅れで、USBメモリの大きさでこれ以上の容量など現時点ですでにある。
とはいえ、最新機器にしたところですぐに新しいものが出る。どうせ番組録画と現有DVDを見るだけだから、その程度のレベルでいい。値段も数千円なので早速amazonで発注。翌日には置き配になった。
時間がかかったのはジェイコム端末にHDDを認識させる手順だけで、DVDプレイヤーはつなぐだけ。10分か20分で設置完了。見る番組がないとはいっても、BSで放送している昔の新日本紀行や海外ニュースを録画して空き時間に見ている。BSの番組は、なぜかNHKプラスでやらないのだ。
奥さんも「しばらく見れなかったからとってもいい」とのことで、DVDでかもめ食堂やめがねを見ている。8千円の設備投資をしただけの効果はあったようだ。
[Aug 19, 2025]
デジタル複合機と電話機を買換えしたので、ついでにHDDとDVDプレイヤーを新調した。左のジェイコム受信機の上がHDD、右がDVDプレイヤー、合計8千円。

11日が来た!!カード決済できる
10月年金支給日前の資金繰りも残り1ヶ月。今日からイオンカードの引き落としが11月になる。ようやく、少しだけ楽になる。
現金に余裕ができるのは年金支給日以降で、山歩きやレジャーはそれまでできない。それ以前に、今年は暑くて山に行ける陽気ではなかったし、虫も蜂も蛇もいる。熊さえ人のいるところに出没している。もう少し涼しくなってからにせざるを得ない(熊は暖冬でも冬眠するのだろうか)。
カード決済できる支出、例えばガソリン給油、酒・ワインの補充などは今日から可能となる。とはいえ、支出を控えないと2月年金前には再び資金繰りが悪化する。奥さんは「働かないからでしょ」と言うのだが、年寄りがそう簡単に働くことはできない。
今日は奥さんのパートなので、車が使えるのは午後からになる。ガソリンを満タンにして、ワインを買ってくる予定である。車の任意保険の期限が11月1日なので、そろそろ手続きをしなくてはならない。買い置きの食糧も残り少ない。
マラソン大会のエントリーも急がなくてはならない。すでに申し込みの始まっている大会があり、カード決済の都合でできなかった。つくばなど人気大会のように、早々に締め切りにならなかったのはよかった。
金額が確定していない支出が、電話代、携帯代、ガス代等あるが、電話は固定も携帯もほとんど使わないので誤差が出ても100円以内だし、ガス代は酷暑の効果で安くすみそうだ。なんたって、お湯にしていないのに蛇口から出てくる時点ですでに温かく、風呂掃除にはたいへんありがたい。
おカネがないのはかなりストレスになるが、こうしてやり過ごす間に少しずつ改善するのはうれしい。もうすぐ70歳。いつまでも生きていられる訳ではないし、資金繰りの心配をするのもそう長く続かないはずである。
[Sep 11, 2025]緊縮財政下で奥さんのお誕生祝い
今週は奥さんのお誕生日。わが家において、結婚記念日、お互いの誕生日、クリスマスが4大イベントである。できる範囲で、それなりにお祝いすることにしている。 だが今回は、諸々の事情から資金難が続いている。奥さんは「オードブルが食べたいな」と言うのだが、デパートまで出かけてオードブルを揃えると1万円くらいかかってしまう。いまの時期は厳しい。 オードブルは次の機会にして、今回は手作りの料理で我慢してもらうことにした。パン材料はひととおりあるので、ピザならそれほど費用はかからない。ピザを焼くことにした。 1枚はシーフード、もう1枚は奥さんのリクエストでしめじとウィンナのピザにする。強力粉と薄力粉を混ぜ、バターの代わりにオリーブ油、イースト菌を入れてホームベーカリーにセット。「生地メニュー」にするとピザ生地を練ってくれる。焼く時間がないので、約2時間で捏ね上がる。 家のオーブンは電子レンジ兼用で、1枚ずつしか焼けない。まずしめじとウィンナのピザを焼く。捏ねた生地を伸ばしてピザソースを塗り、玉ねぎ、ピーマン、しめじ、ウィンナソーセージを乗せ、その上にたっぷり刻みチーズを賭ける。 焼き上がったら2枚目へ。予熱はいらないのですぐにシーフードピザを焼く。シーフードはヤオコーで冷凍のイカとエビがあったので、午前中から解凍しておいた。小さくなってしまうんだろうと思っていたら、意外に大きいままで出来上がった。 焼き上がったピザ、前日に作ってあったチャーシュー、サラダ、地元のケーキ屋さんで買ったケーキ、ワインで乾杯。ワインだけは贅沢にシャトー・デュアール・ミロン。 ワインは現役時代に買ってエノテカに預けてあったもので、2013年ヴィンテージ。いま買うと2万円近い(買ったときは半額)。たいへんこなれていて飲みやすく、香りもすばらしい。さすがポイヤックである。この値段出しても、たまにアルコール臭があったり酸味がきつかったりすることもあるが、そんなことはまったくなかった。 ピザもおいしくできて、緊縮財政下の節約メニューだったけれど奥さんにおいしいと言ってもらえたのはよかった。もう結婚して四十数年経つが、おカネはないけれど健康にそこそこ楽しく暮らせるのはうれしいことである。

やっと、ようやく10月年金支給日
昨15日は10月年金支給日だった。例年、資金繰りがきつくなるのは年末以降なのだが、今年は車・冷蔵庫・パソコン等々耐久消費財買換えの余波もあり、猛暑の電気代もあり、10月15日前すでに口座残高がマイナスになる見込みであった。
残高のある他口座から振替え、それでも足らずに一部支払いをリボ払いにした。加えて先月末には奥さんが脱臼・骨折で急な物入りとなってしまった。クレジットやキャッシングで何とかやり過ごし、いまどうなっているのか正直よく分からないものの、何とか15日を迎えることができた。
2ヶ月分の年金が入金となり、自分で自分に借金した他口座に返済し、ようやく口座残高マイナスの重圧から逃れることができた。今月・来月は電気代が安くなる見込みで、まだ暖房用の灯油代がかからない季節なので、少々だけれど余裕ができる。次は、暖房の電気代・灯油代が増える年明けとなる。
残高を融通したのは、修繕積立金とレジャー資金である。修繕積立金は早く戻しておかないと、車検や定期点検、バッテリーやタイヤの更新ができなくなる。家のメンテ費用もある。とはいえ、背に腹は代えられないからどうしても後回しになる。
レジャー資金も資金繰りに回していたため、この夏はどこにも行けなかった。もっともこの暑さではどうしようもなかったし、秋からは毎日のようにクマによる人身被害が連発している。キノコ狩りの人だけ襲われて登山客は大丈夫などという話はないし、尾瀬、日光、那須、塩原にクマがいることは分かっている。昨年は人里に何度も下りてきた。
そんな具合で、レジャー資金が若干戻ってきたとはいっても、すぐに尾瀬だ日光だという訳にはいかない状況である。特に私の好んで歩くのはバリルート、あまり人の来ない静かな山である。当然、クマが現れるリスクは低くない。キノコ狩りと大差ない。
キノコ狩りの人達の中には、クマがエサとみなして埋めてしまった人もいるようで、いまだに行方不明が何人もいる。だから人身被害はいま報じられているよりかなり多いと思われる。ウシやニワトリは伝染病になると数千単位で駆除されてしまうのに、クマはそうならない。だから人を恐れないし、鉄砲の音を恐怖と感じないから爆竹を鳴らしても効果がない。
いまみたいに人的被害が出てもほとんど対策をとらない状況では、危ないところに近づかないしか方法はない。幸い、いまのところ筑波山系にクマが現れたとは聞かないから、もう少し涼しくなって筑波山の季節になるまで待つしかないようだ。あと、房総半島にはクマが生息していないので、しばらくぶりに房総も考える必要があるかもしれない。
[Oct 16, 2025]
OD調査が来た 国交省は総務省よりまとも
先般の国勢調査に続き、今度は国土交通省から「OD調査のお願い」が来た。5年前には来た覚えがないから、おそらくサンプリング調査なのだろう。
お願い文書を読むと、国勢調査とはかなりニュアンスが異なる。国勢調査は「回答の義務があります」「虚偽の報告は罰せられます」とお上(かみ)意識丸出しである。一方OD調査は「調査にご協力ください」「未来の道づくりに役立てられます」とたいへん低姿勢のお願い口調である。
おそらく、総務省はエリート意識の高い旧内務省(いつの時代?)、国土交通省は長年公明党が大臣ポストを握る省庁であるのが影響している。高度成長期でどんどん道路予算が付いた当時はともかく、現在では道路補修の予算を手当てするのも大変である。低姿勢になるのもうなずける。
とはいえ、国勢調査もOD調査も何にどう役立てられるか分かった物ではないし、昔からやっているから続けているだけという説もある。こんなアンケートをとらなくても、同じ情報がより正確・効率的に入手できるとも思われ、手間をかけていちいち答えなくてはならない理由は見当たらない。
役所だって、法律で決まっているし担当に割り当てられたからやっているだけで、もちろん花形部署ではない。モチベーションの低い仕事をちゃんとやるかどうかは個人の資質である。その意味では、たとえ公明党大臣の手前仕方なくであっても、「お手数ですがお願いします」というスタンスになるのは当り前ではあるが意識が高いともいえる。
OD調査は国勢調査よりずいぶん記載事項が多く、調査日に車を使って外出するごとにいつ・誰が運転して・どこへ行ったか答えなければならない。パソコンで入力するとかなり簡単にできて、Googleマップで行き先をクリックすると住所が自動入力される。
物足りないのは、行き先を入力すれば目的も分かりそうなものだが(スーパーに行けばたいてい買い物であろう)、そこは入力しなければならない。距離も自動で計算できるはずだが、手入力である。時間も同様である(もっとも、どのくらい時間を要したかを調べているのだろう)。
現役当時、役所関連の仕事もしたことがある。その時の印象だと、役所の担当者の大部分は常識的でひと当たりがよく、一緒に仕事をするのが苦にならない人が多かった。
しかし、一部にどうしようもない担当がいたことも確かで、担当者クラスでは何分の1なのだが、上級職になるとその比率が極端に上がる。半分以上がどうしようもない。(もっとも、上級職と直接関わる機会はそれほど多くなかった)
そういう連中に限って、選挙に出るので中途退職したりするのだが、あんなに頭が高くて選挙運動できるのかと思ったくらいである。自民党から出た人もいれば、民主党やみんなの党から出た人もいた。今頃どうなっているのだろうか。
役人というと横柄で偉そうというのが相場だけれど、仕事ができる人達はそうではない。彼らだって正確迅速かつスマートに仕事したい。そうでなくても、訳の分からない国会対応で残業ばかりなのである。
その意味では、総務省はいまだに頭が高く国民に命令するのが俺達の仕事と思っているし、国交省は官庁だってサービス業と考えているのだろう。だから総務省より国交省がよりまともといえるのだが、何しろ「お国」なので、まともにやる部署が栄える訳ではないのが悲しいところである。
[Oct 20, 2025]
国交省からOD調査のお願いが来た。統計法に基づく調査は同じなのに、総務省は「回答の義務があります」国交省は「調査にご協力ください」。国交省の方が随分まともである。

最近の節約昼食
昨年末にいろいろ物要りになって、糖質制限食を続けることが難しくなった。糖質を避けると、どうしてもおカネがかかるのだ。
インスタントラーメンなら100円前後でお昼にできるのに、糖質0麺にすると150円、最近は値上りして180円になった。ひき肉と豆腐を買ってマーボ豆腐にすると、それだけで300円かかる。乏しいお小遣いでは無理なのだ。(わが家では、朝晩の食費は家計費からだが、お昼は各自調達である)
お昼の定番だったグラノーラがどんどん値上がりして、1袋350円が400円、最近では500円近い。その上500gだったのに400g、350gと量を減らすから、1食当り100円が180円になっている。すぐに食べられるので月に何度かグラノーラにするけれど、いつもという訳にはいかない。
スパゲティナポリタンもよく作る。全粒粉500gが400円ほどで買えるから、1食70~80円。ネックなのは時間がかかることで、お湯を沸かすところから出来上がりまで15分以上かかる。玉ネギやベーコンを入れるので栄養バランスは悪くないが、毎日だとちょっと煩わしい。
手軽なのはインスタントラーメンである。時間はナポリタンの半分ほどで済むし、キャベツやもやしを足すのも簡単である。以前はサッポロ一番一択だったが、1食110円に値上がりしてしまった。マルタイ棒ラーメンだと80円だが、最近もっと安くなる方法をみつけた。
安売り乾麺のところに売っている「マルボシ製麺中華そば」である。4束で240円、1食あたり60円である。スープを100円で買ってしまうと本末転倒、麺汁転倒になるが、YOUKIの白湯スープの素と塩、味の素でとんこつ風スープを作ると10~15円。マルタイとの味の違いはほとんど分からない。
とんこつ味だけでは飽きるので、チャーシューを作った時の煮汁を煮詰めてラーメンスープの素にしている。もともとみりん、醤油、酒、砂糖、にんにく、しょうがに加え、オイスターソースと蜂蜜も入っている。焼肉のたれに使うが、いつも焼肉はできないのでお昼のラーメンに使っている。
マルボシ中華そばはスープが付いていないので、こうした工夫が必要になる。そして、麺だけでいいのであれば、もっとお安いものを見つけた。業務スーパーの生麺である。
業スーはあまり行ったことがないのだが、先日小豆を探しに行ったついでに見たところ、なんと4袋180円で売っていた。1食45円である。スープは付いてないが、とんこつ味と醤油味なら自分で作れる。賞味期限を見てみると、半月くらいある。4日置きに食べれば期限内に食べ終わる。
毎日そんなことをしていたら、YouTubeに油そばの動画がやたらとおすすめに出るようになった。ラーメンをスープではなく味の付いた油で食べるらしいが、これまで食べたことがない。ちょうどスーパーで「チャルメラ油そば」が350円(1食70円)だったので買ってきた。口に合うなら、安売り麺と油で作れれば、さらに節約できるかもしれない。
[Oct 31, 2025]
サッポロ一番が1食100円以上するので難儀している。マルタイ棒ラーメン(1食80円)からマルボシ製麺の中華乾麺(60円)、さらに最近は業スーの生ラーメン(45円)を試している。

耐久消費財買換え、いま考えると良かった
昨年の今頃、車、冷蔵庫、パソコン、光回線等々の買換えが重なり、経済的にたいへん窮屈な思いをした。
あれから1年、おカネが厳しい状況は変わらないものの、買い換えたみなさんは順調に動いている。それまで必ずしも順調ではなかっただけに、いま考えると更新すべき時期だったのかなと思う。
パソコンはさくさく動いてストレスが全くなくなった。前のマシンは立ち上げに時間がかかるし、動画はフリーズするし、キーボードを打ってから画面に反映されるまでラグがあったりで忍耐が必要だった。10年以上使っていたので仕方ないかもしれないが、こんなにスムーズに動くものだったのかと感心している。
Windows 10のサポートは先月終了した。XPだって単体で動かす分にはこの間まで動いていたからWondows 10もしばらく大丈夫だろうが、ネットで使う際に対応しなくなるおそれがあるし、周辺機器だって保証されない。余計な心配がなくなるのはストレス軽減に役立つ。
Windows 11のサポートは最新版が出てから2年間みたいなので、去年買ったばかりなのにまた近々サポート終了騒ぎになるのだろう。マイクロソフトはそれで会社をやっているので仕方ないが、車検と同じように買換えが必要かと思うと釈然としない。
車も十数年乗っていたけれど、新車に代えて機能の違いに驚いている。路側帯を踏むとハンドルが逆に切れるのにはいまだに慣れないが、一時停止や速度制限を感知してアラームが鳴るので、よく見ているなと思う。しばしばネズミ獲りをやられる違反(両方やられた)なので、注意しなければならない。
とはいえ、自動運転に向けて車の機能は進んでいるみたいで、標識が見えてセンターラインが分かり、道順が最短で障害物も感知できれば、人の運転を超えるのは時間の問題だろう。いっそのこと制限速度を超えて走れないようにしたらいいのにと思う。全車そうであればあきらめがつく。
冷蔵庫も容量が増えただけでなく、夜中も続く動作音がなくなった。こちらも十数年使い続けていたので、そろそろ替え時だったのだろう。特に冷凍庫にゆとりができて、老夫婦の非常食くらいは余裕で入るし、手作りの小豆あんや朝食のパンが収納できるのはありがたい。
昨年の今頃苦労しただけのことはあって、この先しばらくは買い替えの心配をせずに済みそうだ。あと十数年経つとなんと80歳になってしまうので、車の運転はもちろんのこと、生きていられるかどうかも定かでない。
とはいえ、頭も体も丈夫でいられるよう留意しているので、もし次の買い替えが必要となったらおカネの苦労はしないよう、修繕積立だけはちゃんとせねばなるまいと思っている。
[Oct 31, 2025]
節約したって仕方がない…と思ったりする
例年より数ヶ月早く、資金繰りが厳しくなった。これから冬の暖房費増大の時期までどうやってやり繰りするか頭が痛いが、半面節約したって仕方がないと思ったりしている。
先だって奥さんが庭の階段から転落して脱臼・骨折事故に遭った。病院の費用をはじめとして、救急搬送された成田赤十字病院に何度か通った駐車場代やら、薬剤費やら、自費で用意した品々(三角巾代わりのアームホルダー、お風呂に入る防水カバー等々)でおカネがかかった。
こういう時に「おカネがない」などと言うと夫婦の信頼関係に影響するので、当面それは封印して必要な品物を購入した。資金繰りはリボやキャッシングに頼るしかない。
リボやキャッシングを避けなければならない理由は、ひとつが限度額まで際限なく使ってしまうこと、もうひとつが利息がバカにならないことである。前者については、これまで極力使わないようにしていたのでまだ余裕があるが、後者については使用額に応じた利息がかかるのは避けられない。
こうなってみると、いくら節約して生活費削減に努めたところで、突発事故ひとつでそれまでの計画が全部くずれてしまうのが分かる。マラソン大会で、計画通りちゃんと準備したのに、当日の雨で何も準備しなかったのと同じ結果になったのとよく似ている。
マラソン大会は、結果が気になるくらいならなるべく出ないという対策が採れるけれど、生活費が足りないから生きるのをやめることはできない。利息さえがまんすれば当面資金繰りは回るし、そういつまでも生きている訳でもない。ローンのない家と生命保険があればどうにかなるだろう。
改めて思ったのは、稼ぎを多くするより生活を縮小する方がずっと簡単だし、周りに頼らなくても済むということである。健康で文化的生活を送るのにスマホやパソコンは必要ないし、山に行かなくても家の周囲でいくらでも歩ける。
ワインを飲む回数を減らせば月々の酒代もかなり減るし、ノンアル1本で済ませれば月4~5千円、少ない小遣いでも十分買える。本は最初から図書館だし、間食は最近ずっと手作りである。
支出を減らそうとするから行き詰まるのであって、買いたいと思わないようにすれば年金の範囲内で暮らすのは十分可能ではないだろうか。最近考えているのは、スマホなしでやっていけないかどうかで、二段階認証さえなければできるように思うのだが。
[Dec 5, 2025]
韓国製バドワイザーはどうも…
今年は早いうちから資金繰りがきつい上、諸物価がまんべんなく値上りしているのでたいへん苦しい。そうした中、まさに「安物買いの銭失い」をしてしまったので今日はその話。
この間、スーパーでビール売り場を見ていたら、バドワイザーがえらく安く売っていた。イオンブランドの缶ビールと2円しか変わらない。バドワイザーなんてしばらく飲んでいないけれど、イオンとそんなに違わないなら買ってみようと思い、2本買った。
数日後、十分冷えた頃なので飲んでみた。味が全然違う。これはかつて飲んだバドワイザーではない。「バドワイザー、味変わっちゃったよ」と奥さんに言うと、「それ違うんじゃない?そんな缶じゃなかったと思うけど」
バドワイザーじゃなくてバッド・ワイザーではないかと確かめてみたが、ちゃんとバドワイザーと書いてあるし、アンホイザー・ブッシュとメーカー名も合っている。「いや、バドワイザーだよ」「本物がそんなに安く売る訳ないじゃない」と表示をよく見てみると、なんとこう書いてあった。「韓国製」。
韓国製バドワイザーを知らずに買ってしまった。名前だけバドで中身が違うビールを売るのは、商売人の仁義にもとる。

もともとバドワイザーは、ホップの渋みやピルスナーの味わいがあるビールではない。とはいえ、いかにもアメリカっぽい軽さ、おおらかさ、飲んでも嫌味が残らない味わいがあった。しかしこれは、何も特色がない。麦芽とホップで作ったとは思えない。ドイツの缶ビールに遠く及ばないし、これだったら日本製の発泡酒を飲んだ方がましだ。
韓国製が何でもダメということはないが、バドワイザーは米国製だからバドワイザーの味である。名前だけバドワイザーで味の違うビールを売ろうというのは、商売人の仁義にもとる。嘆かわしいことである。
ひろゆきの動画で「亀田製菓が韓国に製造拠点を移したけど品質が落ちるとは限らない。自分で食べて判断すべき」とか言っていたが、それは韓国人も日本人も同じと考えるからそうなる。実は韓国は儒教的発想がいまだに残っていて、「職人」に対するリスペクトがあまりない土地柄なのである。
韓国が序列に厳しいとか、目上の人の前で酒を飲んではいけないというのも、同様に儒教的発想がいまだに残っている表れである。日本でも、土足で家には上がらないという習慣が残っているように、一世代二世代ではとても改まらない。
職人に対するリスペクトがなければ、微妙な味わいのノウハウとか、継承とか、そんなことはできない。日本であれば、どうやって本家本元の味に近づけるか切磋琢磨するが、そんな仕事はレベルが低いと思っていたらマニュアルどおり、採算重視ということになる。
昔は世界のビールをいろいろ飲み比べたものだが、経済的に厳しいので、いまや発泡酒やノンアルばかり飲んでいる。バドワイザーもたまには飲むのもいいけれど、半分酒税に持って行かれるのはバカバカしい。瓶だけはちゃんと米国製造だそうなので、缶のバドワイザーを飲むことは二度とないだろう。
[Dec 9, 2025]
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